<Header>
<Author: 張說>
<Title: 幽州夜飲>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 漢文無假名>
<style2: 日本漢文訓讀無假名標注>
<TranslatedTitle: 幽州夜飲   >
<BookPage: 191>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
涼風吹夜雨，
蕭瑟動寒林。
正有高堂宴，
能忘遲暮心。
軍中宜劒舞，
塞上重笳音。
不作邊城將，
誰知恩遇深。
<End Poem>
<Translation>
時は秋のくれつがた、涼しい風が夜雨を吹いて、あたりに落葉してさむざむとした 林を、ざわざわとゆり動かして過ぎる。そこで軍中の將士を高堂に集めて宴會をもよおした。じつに盛んなもので、おかげで老衰したわが年のことも忘れることができた。なんといっても軍中のことだから剣舞などという勇ましい藝も出て、なかなかよい。それにこの選塞の地だから部茄の悲壯な調子が重んぜられるのも、まことにふさわしい。このようなところの將軍になってみなければ、とても、こんなめずら経験はできるはずもなく、まことに天子の御恩のありがたさをしみじみと感ずる次第である。
<End Translation>
<Formatted Translation>
時は秋のくれつがた、涼しい風が夜雨を吹いて、
あたりに落葉してさむざむとした 林を、ざわざわとゆり動かして過ぎる。
そこで軍中の將士を高堂に集めて宴會をもよおした。
じつに盛んなもので、おかげで老衰したわが年のことも忘れることができた。
なんといっても軍中のことだから剣舞などという勇ましい藝も出て、なかなかよい。
それにこの選塞の地だから部茄の悲壯な調子が重んぜられるのも、まことにふさわしい。
このようなところの將軍になってみなければ、とても、こんなめずら経験はできるはずもなく、
まことに天子の御恩のありがたさをしみじみと感ずる次第である。
<End Formatted Translation>